現実の

砂漠のようなものに向かい合う力としては、弱いよなぁ、ファンタジーって。
所詮は未成熟な言葉の残骸ってことなのかなぁ、世界には成れなかった、成れの果て。
言葉は無力だ。そして語り部さんは旅立ったまま、未だ帰って来ません。
魔法使いはいるけど、神様はいるけど、僕らの願いはきっと叶わない。
”僕らの願い”って何だろう。
何と無く、どんな願いでも叶う世界を想像して、そんな事を考えてみたり。
いったい何を願うんだろう。