「魔法使いの弟子」

経済学のイロハとしての需要と供給や合成の誤謬、おカネの性質などは自然科学の法則と同じぐらい普遍的なものだと思うが、なぜか自然科学系の常識は概ね一般国民の中に共有されているのに、経済学的な知識についてはそこまでのコンセンサスがないように見える。これは日本特有の問題なのか、経済や特に金融と絡んだ問題については難解な部分が多いため、世界的に自然科学ほどの知識の共有がされにくいのかは定かではない。
id:sunafukin99:20091003:1254531417
無いよ。
自然科学の普遍性を担保するものは何かっつーと、“観測の一意性”なのであるが、経済現象にはそれがないので、組み込まれている経済学にも「普遍性」なんてものがありません。

ってゆうか「経済学」ほど公理系の不在に苦しめられてきた学問も無いと思うのであるが。
んで、とんでもなく複雑なものに。
上に挙げられている「合成の誤謬」しかり、「バブル」しかり、「流動性の罠」しかり、そもそも(普遍的かつ統一的なものであろうとする)経済学にとって忌み児以外のナニモノでもなかったろうに。