賢者の長き不在

毎度思うことは、これは実際月刊連載で読めた代物じゃないだろーということ。布石はあくまでさり気無く、罠は発動すら気付かせず、意図は隠蔽される、読み込むことを一切拒否する構造のしたたかさ。結果、フィルタリングされた純度の高い物語(もしくはコントロールされた感覚)だけがそこに残る。
そういう意味で、エンターテイメントとしての質はともかく、文法レベルで面白いと思わせてくれる作品は現在コレ以外に無い。両立できればベストではあるけど、作品としてベストかどうかはまた別問題。
奇跡だなぁ(悦。
ただただ嬉しくって仕方ないのだ。