縁台将棋

盤上の他者の存在を捉える為の文法が「この国」には存在しないのではないかという気がする。
そう言えば、「地球ジム」検索時にサイトを訪問した「はれぶた」の作者の人は、「この国」という表現をひどく嫌っていた。「この国」という言葉には、制度内の他者としての視点を含むが、それすら嫌悪感を覚えるというのであれば、あながち的を外した感想でもないのかな、と。
国際社会に対する認識にしても同様。
今回、(予想はしてたけど)何に一番驚いたかって、NGO活動や戦時報道の重要性に対する理解の低さ。実際日本にしても、関東大震災時に海外民間ボランティア活動の援助を受けたし、第二次世界大戦後にはそれらが当事国間の関係回復に重要な役割を果たした事実は充分知られている…ハズだと思ったのだけど、ね。