第三の剣 ZEBEL

コミックブレイドの新増刊は少女誌「ZEBEL」。
世間一般的には一応少年誌で通ってる雑誌のブランドはそのままに少女誌の創刊は暴挙というか、チャレンジャーというか。
もっともブレイドの前身はまんま少女誌「ステンシル」でもあるわけだから、ZEBELの創刊は必然でもあるし、個人的にはかなり期待してた。続くかどうかは知れずだが。
巻末編集後記の宮本氏のコメントの「定着しきったイメージの模倣は止めて〜」のくだりには共感するところもあるが、星占いのコーナーとかきっちり押さえてあるのは定着しきったイメージの模倣とやらに他ならないと思うがどうか(どうでもいい。
で、内容はまぎれもなく少女誌だったわけだが、「少女誌」てなんだっけとか長考始めてしまいそうな肌寒き秋の夜。



■ EDGE 黒乃奈々絵単行本未収録短編集
巻末付録のピスメ初期設定資料には、市村鉄之助青年バージョン軍服萌えvのデザインが収録されていたわけだが、なんか「ブレイド」創刊時の個人的なアレが腑に落ちた。
■ oguna
唐々煙氏の技量に見惚れているとうっかり原作演劇だって忘れて…。
…いや漫画用に書き下ろしたものではあるのだけども。
■ こぼれもの
藤野もやむの少女マンガとか何年ぶりだ。
わりと定番の主題だけに”らしさ”が良く出る、というか、何か照れ。「賢長不」の方は恋愛描写とか少ないけれど、18話の阿佐美の回想の中で普段パンツな「ちーちゃん」がデートの時にはスカートだったりとかな描写にやっぱり照れ。
■ チキチキ阿羅漢荘
藪京介氏久々の登場。失踪の理由は思ってたのと違ってたぽい。
たしかこの方、別名義で短編の発表があったような記憶があるが、「カトレア幼稚園」>>「小学校」な方向性には作家的に色々思うところあったのかもなーと。
まぁ安心した。
■ 少女マンガについて何か話そうぜ!
いやね、今回このコラムが個人的に一番面白かった。
冲方氏って誰だっけとか思ってたけれど、少年好き&弟萌えって趣味がまるかぶりで好感度アップ。そんな好感度いらねぇ。
こんなことなら「カオス・レギ○ン」売り払う前に一度読んどきゃよか(ry。
■ てっぺん
前に別の作家で似たネタを読んだことがあるが、たなかのかの手に落ちるとこれが見事なまでにかのかないずされますな。
いじりネタ無尽蔵。絶対敵にはしたくないタイプ。
■ ミズタマ
「きっともう駄目なんだよ」
確かに「ゴッタ煮感」満ち満ちたラインナップ。
でもそんなに外してない、とは思う。