シリウス

講談社の方で新雑誌創刊らしく。
エスだったかコミッカーズだったかに作家の募集広告(つか新人賞だったかも)が出てたような覚えがある。

  1. 「ファンタジー」をメインに
  2. 講談社のファンタジー・児童小説を漫画化
  3. ファウスト」との連動企画

との事。なかなか面白そう(方針面。
個人的には「夏の魔術」の漫画化が気になる。
作画はシリーズ挿画のふくやまけいこさん。
原作の田中芳樹氏が新書新装版だったかの後書きに、メディア展開(具体的にはアニメ化)はふくやまけいこの絵じゃなきゃ嫌だ、みたいな事を書いてたような記憶が。
…それではアニメは無理では?
実はあまり好きになれない田中芳樹という作家の作品を、このシリーズだけ手元に残したのは、田中芳樹ふくやまけいこの作画に固執する理由ての、作中の「来夢」という名の少女に関係してないかなー、てな妄想から、だったりする。
ふくやまけいこには「ライム」という作品があるんだよね。
ふくやまけいこ作品に、というか、氏の「東京物語」という漫画に狂っていた時期が過去にあって、もちろん今も好きなんだけど、当時、既に徳間版の大きいサイズのが絶版になってて、30軒くらいの古本屋探しまくって、結局近所の本屋の均本コーナーの片隅で変色しかかってたのを入手、気がつくと手元には、やはし当時既に絶版になってた「サイゴーさんの幸せ」とか「ライラック物語」とか“ふゅーじょんぷろだくつ”発行物とかが何となく揃っちゃってた。
…が、当時一冊入手し損ねた作品があって、それが「ライム」だったんだよなぁ。
後に大都社から出た作品集に再録された筈だが、うっかり買い忘れてた間にことごとく入手不能になってしまったので読めてない。
で、辛くなっちゃったので諸々のトラウマと共に忘却の扉の向こう側に閉じ込めちゃってたのだけど、最近やっと読んだ桑田乃梨子の「飼うか飼われるか」に何となく登場してるのを見ちゃったり、何故か持ってた「うる星やつら」最終巻のスッタフリストに名前を見つけちゃたり、今回の漫画化の件を知っちゃったりで色々思い出して落ち込んじゃったりしていますよ!!
…「ナノトリノ」とか気付かない振りしてたのに。

今調べたら「東京物語」の文庫版が出てるじゃないか。
…で、もう品切れなのか…。
orz

シリウス」のコンセプトは、(対象が違うが)ポプラ社の「ブンブン」に個人的に期待してた方向性に近い、というかそのものというか。
アニメ化とかゲーム化とかな方面の市場展開には、とっとと見切りをつけちゃえば良いと思う。