「手のひらの宇宙」

それを「何」に依るかという話はひとまず置くとして、例えば「僕」という「観測者」をそのまま宇宙のスケールまで拡大したとしても、逆に(有限の系と仮定して)宇宙をミカンのサイズに縮めて虫眼鏡で覗いたとしても結果に違いは生じない、絶対量で表現される世界を「観測」するということはそういうことだよなぁって。

「構造空間*1」上の「時間」の扱いについて考えると、「確率的に確定する」というどっかで見たようなものが現れやがったりするもので、どうしても物理空間との連続性については考えないわけにはいかないんだろうなぁ…とか思うとモチベだだ下がり。
正直そんな面倒臭そうなとこにまで踏み込みたくない。

*1:という表現がイマイチ気に入らない

わー。

ネットの炎上は人類進化の必然で、健やかなる新時代を拓く鍵かもしれない


これはちょっと期待せずにいられない。
続けざまこのへんとかの「時間の無駄」って言葉を知らなさそうなおっさん達と殴り合いでも始めてくれると楽でよいのだがな。
なんでも集計量でしか思考できない雑頭はとっとと消えてしまえばいいのに。




てゆーかね、経済学者あたりが「貨幣」ってモノをきちんと理解できて無いからみんなでこーゆー錯覚するハメになるのだけども、エリートの生産性が高いとか、むしろ真逆なんだけどねぇ。
そこんとこ分かってればこんなのとか考えるまでも無かったのに。

【マターリ】おぷーなと語る32【世界経済の行方】

353 名前:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん 投稿日:2009/01/25(日) 21:52:11
青識亜論が来たからちょっと質問したい。

>>261で
>問題が認識され始める前は、私有財産や自由競争は「当然のこと」だった

と書いてるけど、昔の自由競争は今からは想像もつかないほど熾烈で約10年ごとのジュグラーの波の度に倒産、失業が起こりまくりingだったらしい。
景気循環の山谷がゆるくなり景気後退の破壊力が小さくなったのはGNP、GDPの発明が大きいと言われてる。

新古典派の大前提をジップ則、パレート則に代表されるスケーリング則の代入で修正していけば「再分配の最適解」は得られるのだろうか。

相場が不安定でも、大地震の周期や台風の進路の予想みたいに計画主義とは別の地震再保険・天気予報的な市場安定化はできるのではないか、と考えた。どう?

354 名前:青識亜論 ◆GJwX8m7K0g 投稿日:2009/01/25(日) 22:04:49
>>353
僕はスケーリング則というものを知らないので、なんともいえないんだけど、パレート則なんかはだいたいが経験則で、「こうなることが多い」ということを言ってるだけだからね。
フィリップス曲線なんかと同じ。

だから、再分配のような倫理的な政治問題に対する回答にはなりえないんじゃないかな。
確実なものでもないし。

最後の段落についてはちょっとよくわからないんだけど、不安定な相場は市場が不安定であることを示すんじゃないかな?
個々の主体のリスクヘッジについては、金融工学的な問題だろうし。

355 名前:おぷーな ◆TUSjZcBBQk 投稿日:2009/01/25(日) 22:17:16
>>354
スケーリング理論とはなにか 福島孝治
http://www.smapip.is.tohoku.ac.jp/~dex-smi/2006/Tutorial200612/ExtendedAbstracts/KojiHukushima.pdf
http://www.smapip.is.tohoku.ac.jp/~dex-smi/2006/Tutorial200612/PresentationSlides/KojiHukushima.pdf

356 名前:青識亜論 ◆GJwX8m7K0g 投稿日:2009/01/25(日) 22:24:08
>>355
なるほど。
スケールを変化させてみたときに、事象がどう認識されるのかということを分析した理論というわけですね。

実験経済学や行動経済学といった最先端の研究だとわからないけど、価値判断が含まれる問題に関する解答としては、適切でないような気がします。

畑違いのことなんで、きっちりしたことは言えないけど。

357 名前:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん 投稿日:2009/01/25(日) 22:24:53
>>354
PDFで済まないけど、ここにいろんな折れ線グラフがある。
http://www.seikei.ac.jp/university/library/st/journal/V041/01/05.pdf
対数グラフにすると正規分布のようになる。

これまでは再分配が道徳、倫理といった社会正義の枠で語られてきてアメリカは貧困層から富裕層まで消費性向が高いからクズネッツの研究を基にフリードマン恒常所得仮説を提案した。
消費関数をめぐる見解がケインジアンネオリベラリストを大きく分けてる。

道徳、倫理といった社会正義をいったん排して数理的、実証的に経済を効率化する考えを述べるのが新古典派だけどジニ係数が開きすぎると、どうやら市場メカニズムとは別のメカニズムで行き詰まってしまうらしい。
そこでスケール不変性や相転移みたいな統計力学の考えを持ち込めば社会正義を持ち出さずに再分配の最適解が得られるのではないか?
という考えがチョロチョロ出てきてる。
マンキューあたりが少し興味を示してるみたい。
統計力学的な手法でフリードマン、ルーカスを呑み込んぢまえと。

358 名前:おぷーな ◆TUSjZcBBQk 投稿日:2009/01/25(日) 22:52:53
たしかにそういった余地はかなりあるとおもうなぉ
道徳・倫理等は、言い換えると(時間)の度合でもあるので
その中で統計力学のどれを、どの時期に当てはめるかの判断基準で大揉めしそうではあるがw

359 名前:青識亜論 ◆GJwX8m7K0g 投稿日:2009/01/25(日) 22:53:30
>>357
ふーむ。

確かに、それは面白い。
ルーカスはともかく、フリードマンなんかはむしろ賛成するんじゃないかな。
あの人自身、フラットな曲線によって形成される負の所得税を提案していたから、もし、最適な再分配水準が数理的に算出できるのであれば、フリードマン的にはこれほど都合のいいことはない。
当局の恣意がほとんど一切かかわってこないわけだから、ものすごく自然的なルールによって、広範で複雑かつ恣意的な福祉プログラムを解体できる。

飲み込むどころか、フリードマンの社会思想を強く裏打ちするものだよ、それは。

360 名前:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん 投稿日:2009/01/25(日) 23:28:16
全てをハイエクフリードマンに結びつける青識亜論に乾杯

361 名前:青識亜論 ◆GJwX8m7K0g 投稿日:2009/01/25(日) 23:48:37
いや、むしろ>>357の説明が正しいのなら、なんでフリードマンを呑み込めるかのほうが僕には謎なんだが。

もし最適な水準が数理的に割り出せるのなら、新自由主義者としては祝着至極としか言いようがない。
さすがに、完全な平等が最適解とかだと、青くなるが。
(その場合は、直ちに経験的事実と異なるという批判を招き寄せるだろうけど)

374 名前:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん 投稿日:2009/01/26(月) 09:20:19
>>359 >>361
スケーリング則の代表はパレートが各国の所得分布を調べて見つけたパレートの法則なんだけど、同じくパレートが言い出したものにパレート効率性がある。
ところがパレート効率性と最適資源配分に関しては大前提として正規分布か指数分布が用いられてきた。これはかんたんに言えば
二次関数で処理しないとヤバいことまで全て一次関数で処理してきたのに近い。
つまり第二定理の一括固定税(フラット課税)、一括補助金負の所得税など)はこれまでの理論モデルで出てきた関数に対数の底やら指数やらを代入するとまったく違った答えが出てくる可能性がある。

どうでもいいけどアメリカでも日本でもだけど、教育や社会保障を金銭換算するとすでに貧困層所得税の実質税率はマイナスになる。
フリードマンは「社会保障なんかイラネ、現金渡せや」と主張してきたけど教育に関しては教育バウチャーを主張してきた。
でも日本の保険診療は既に『医療バウチャー』なんだよね。
他国はかかる医院や病院が指定されたり、医療区が設定されていたりする。
保険証があれば全国どこでも保険診療が利くという日本の保険診療は珍しい。
実は『医療バウチャー』が日本の長寿を担保してんじゃね?と思ったりしてる。

バブルは「いつ」はじけるのか−経済物理学からのアプローチ


パレート則なんかはだいたいが経験則で、「こうなることが多い」ということを言ってるだけだからね。

違うよ。

ひとつ、片付ける。

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|酒|
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|_|´-ω-`)  ・・・・・。
|酒|o旦〜o
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|_|´-ω-`)  やぁ。
|酒|o旦〜o
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|_|´-ω-`)  実は↓で、もにょりそこねたネタなんだけどさ。
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続きを読む

もにょる。

Firefoxで見たらレイアウト崩壊が半端無かったので規定のデザインに変更してみた。


ところで皆様には大変残念なお知らせがあるのですが、
実は経済「成長」とかそもそもただの錯覚でしかないので、色々と考えるだけ時間の無駄ですよー。


今度生まれてくる時は「全体」と「部分」の違いを区別できる人になれると良いですね。
できないから「人間」なんだけどね。