都市と緑と自然とマイナス効果と

1・落ち葉がスリップ事故を誘発する
イチョウとか、厚くて油分が多いので特に危険。
また掃除費用がかさみ、財政を圧迫する。
2・根がアスファルト路面を傷める
やはり修復費用が財政を圧迫する。
トウカエデとか。
3・カラスが巣を作る
むやみに近づいたりすると襲われるので注意が必要。
カラスの雛は巣立ちの直前になると巣を離れて飛行練習をする習性があるが、この時期、雛を守るため特に親鳥が凶暴になる。
4・ムクドリが寝床に使う
と、いわゆるフン害を引き起こす。また街灯が明るいと夜でも啼き続けるので騒音となる。
数千羽のムクドリが通りを占拠、てな場合も。
5・病害虫の異常発生を誘発する
本来多様な植生があってこそ安定する生態系が、都市の人工的な自然の中では正しく機能しない。
チャドクガの異常発生とか。
6・祟る
名古屋だと東片端交差点傍のクスノキが有名。
伐ろうとすると色々起こる、らしい。

あと普通に樹木なら定期的な剪定が欠かせないし、土があるところならむやみやたらと雑草は生えてくるもの。それらの管理費用は高くつく。
それはそうと都市緑化には本来明確な目的があり、例えば大規模火災時に延焼を防ぐためだったり、それ自体が救荒植物であったりするわけだったのだけれど最近どうよその辺。