ニイニイゼミと温暖化

ニイニイゼミの初鳴きを聞く。
名古屋気象台の観測では、ニイニイゼミの初鳴きは、だいたい7月10日前後とのこと。去年の詳しいデータは不明だが、どうやら梅雨明けが遅かったこともあり、平年より10日ほど遅れての初鳴きであったようだ。
なにやら静岡の方では16日に聞いたとの報告もあるらしい。
地元じゃ数、減ってるような印象だ。>ニイニイゼミ
セミの早鳴きなんて聞くと、どうしても地球温暖化現象を連想してしまうが、そう言えば今年の梅雨はどうなのだろうか。去年は梅雨明けが遅れに遅れたが、その後で気象研究所が「平均気温2℃上昇で、8月にも梅雨」との試算を出して、その符合っぷりには気持ち悪くなったっけな。
日本において最も影響を受けるのは農業だろう。
最悪、産業自体成り立たなくなってしまう恐れもある。
まず主食のコメは収量が激減する。野菜類も産地偏重主義のツケがまわって品種自体があっさり消滅してしまう可能性すらある。
ここ100年間で農作物品種の4分の3が消失したとの報告があるが、こういう状況で気候の大幅な変化が起きると、相当困ることになるのだけれど、具体的な対策とか何も聞こえてこないな。
昔はセミの鳴き声を聞くと嬉しくなったり悲しくなったりしたもんだけど、今はもうそうでもないね。
時間なんてあっという間に流れてしまう。