日本と中国の熱い夏

スポーツ全般さして興味無いので、どうでもいーや、とか思ってたのだけど、何やら色々と盛り上がってるらしく
“スポーツと政治は混同すべきではない”とか言うても、あんなのそもそも代理戦争みたいなもんだしなぁ、とか思わなくも無いのだけれど。
経済の共依存、工業生産依存、外需依存、資源の対外依存、と、自覚が足りないのはお互い様、日本政府も、対中外交に関しては殊更、知性を欠いた対応を繰り返してるしね。
ところで、中国経済はバブルなのだと聞くと、闇雲に信じちゃっても平気な気がするのだけれど、どうしても疑問が残る。むしろブラックホールみたいなイメージが浮かんで離れない。
中国、原油輸入1億トン突破へ

3日の新華社電によると、中国の今年上半期の原油輸入量は前年同期比39%増の6102万トン。既に2001年の年間輸入量を上回っており、商務省は今年通年では21%増の1億1000万トンに達すると予測している。
 ガソリンなど精製油も上半期の輸入量が57%増の1985万トンに達し、通年では40%増の4000万トン前後に上るとみられる。
 原油の国内生産量は今年上半期で1.9%増の8571万トンとほぼ横ばい。昨年の生産量が4840万トンと28年ぶりに5000万トンを下回った中国最大の大慶油田黒竜江省)は、今年も200万トン減の4640万トンの予定。
 中国政府は景気過熱を抑えるため今年春から引き締め姿勢を強めてきたが、経済成長率は年間でも8―9%台の高い伸びを維持する見通し。

経済成長のコントロールなんて本当に可能だろうか。そもそも、中国政府が発表する数値にはたいした意味が無い、とも聞く。
ともかく、中国の電力事情の悪化は深刻なレベルであり、最近の中国政府のエネルギー資源獲得に向けての傍若無人っぷりも無理からず。そう言えばこの“HSP中文ホームページ”つーのも落ちっぱなしだな。
石油と言えば、便利サイト、“株式日記と経済展望”からの引用(8月1日)。
NY原油先物、史上最高値に 43・85ドル 石油価格は1バレル100ドル以上にも上昇する

BPの「世界エネルギー統計年鑑」最新版によれば、昨年の世界の石油確認埋蔵量は約一〇%増加し、一兆一五〇〇億バレルあります。現在の生産スピードで約四十一年間もつ計算です。しかし現在、専門家の間では、この確認埋蔵量という概念が大きな問題になっています。産油国政府や、石油メジャーが発表する確認埋蔵量という数字は、検証できない数字であるため、ともすれば誇張があるからです。
 他方、石油を地中から回収するための技術は進歩しているのに、そのためのコストは上昇しています。また、顕著な例を挙げると、米系メジャーのシェブロン・テキサコは生産量を拡大するという経営方針に反して、二〇〇二年には生産量を一四%減らし、最近も減らし続けています。世界全体では増えていますが。
 もしかすると、世界の石油産業は、中東という例外的な地域を除いて、開発が比較的容易な油田、ガス田はほぼ開発し尽くし、現在は生産量を増加させるというよりは維持するのに精一杯なのかもしれません。専門家の中には、われわれ人類は既に石油時代のピークにさしかかっており、間もなくその時代の終わりに突き進んでいくと言う人もいます。
 昨今の原油高は、投機筋の果たす役割が大きいのですが、需要が増加すると共に供給が不足するかもしれないという漠然とした不安を反映していると言えるでしょう。

石油ピークと言う問題。
イラク戦争終結後に何やらジョークは散々聞かされたけれど、正直もう笑ってられないから。
加えて、原子力を央に据えた、日本政府のエネルギー政策のミスリーディングは火を見るより明らかで、尚且つ、自然エネルギーを中心とした代替エネルギー利用の為の技術開発等も遅れに遅れ、未だ実用化の目処も立たずといったところ。本当にどうすんだか。
非電化工房
ここの冷蔵庫が面白いんだけど、小型化とかは難しい、つか室内で使えないのは困る。

しかし、試作品を携えて中国などを訪問したところ、返ってきたのは「日本やアメリカが地球環境を悪くしているのだから、日本人が使えばいいじゃないか」という反発だった。
(非電化生活のススメ 発明家・藤村靖之さんに聞く)


そう言えば、こんなのもあったけれど。
実用化マダー?
とにかく中国が怖い。
中国の経済発展が、金が、日本を巻き込んで東アジアを、世界全体を、どう変えていくのか想像も出来ない。
いずれ共産主義社会から解き放たれる10億人のリバタリアン
…吐き気がするね。
いずれ、僕たち日本人には遠からず、もう一度、あの、昭和の悪夢を繰り返す日が来るのかもしれない。
…それはイヤだなぁ。

あ、一応書いとくと、戦争じゃないよ? >昭和の悪夢。
具体的には四十年代くらいの、公害病の時代。
国境超えてくればある意味侵略だが。